心の傷を癒すということの注目点とネタバレポイント

医者としての驕りや自身の生活を優先するのではなく、あくまで患者・被災者の方を第一優先にして真正面から向き合う真摯な姿勢が見て取れる、とても上質なドラマです。

第1話

第1話あらすじは?

” ジャズピアノと読書を愛する安和隆(柄本佑)は、幼い時に両親が韓国生まれと知って以来、自分が何者なのか模索していた。

やがて親友の湯浅(濱田岳)と同じ大学の医学部に進み青春をおう歌。
映画をきっかけに出会った終子(尾野真千子)と恋に落ちる。


大学では精神科医の永野教授(近藤正臣)の影響で精神科の道を志すものの、父・哲圭(石橋凌)からは猛反対を受け……。
そんな和隆が暮Wらす神戸の街を、1995年1月、大地震が襲う。

公式サイトより

みんなの注目する点は?

murasaki(30代、男性)

実在した精神科医、安克昌が阪神淡路大震災において、自身も家族と共に被災しながらも、被災者に寄り添い、心の傷と向き合いながら医師として立ち向かうストーリーです。

第一話では、震災前の主人公 克昌の生い立ちや親友、妻との出会いを描き、人となりを描く場面が中心となります。
これから、震災と立ち向かう前の背景として非常に重要なエピソードです。

現在ほど、心のケアが重視されていなかった時代に、精神科医としてどのように被災者と向き合ったのか、今後の展開が非常に興味深いです。

akai(20代、女性)

阪神淡路大震災で被災した方々の心のケアをする一人の精神科医のお話です。
自らも被災していながら患者の心に寄り添い、励ましていきます。

なによりも患者さん優先で、前向きな先生。
心温まるストーリーです。
精神科医役を柄本佑さん、妻役を尾野真千子さん、精神科医の兄役を森山直太朗さんが演じます。

森山直太朗さんはNHKドラマ初出演なので、その演技に注目です。
全4話の初回。
どのように話が展開していくのか注目ですね。

koma(40代、男性)

幼い頃に自分が日本人ではなく韓国人だということを知った様子をリアルに描いていて、それを知った子供たちはどのように心の整理をしていたのか気になりました。

主人公の和隆は高校生になってもそのことが心に引っ掛かっている様子で、親友に在日韓国人と打ち明ける瞬間の柄本佑さんの演技は素晴らしかったです。

和隆が勇気を出して打ち明けたことに対しての親友湯浅も複雑なリアクションではありましたが、やはり親友ということもあり、その後もいつも通りに関係を継続していたのでホッとしました。

在日韓国人にしか分からないデリケートな部分をドラマの中で描いているので、日本人としてしっかりと見ないといけないなと感じました。

KEN(40代、男性)

両親からの反発もありながら、また自分が在日韓国人であると引目に思いながらも自らの意思を貫くところが非常に見どころでした。

また、精神科医と言う立場でありながら、阪神大震災では人の役に立とうと被災地へと訪れ、そして被災者達に声を掛けるところが物凄く感銘を受けます。

忘れかけていく阪神大震災を再び思い出させるドラマ内容全てが見どころだとも思いました。
傷を癒すこととタイトル通り、観ている人達の傷も少しは癒されます。

第1話みなさんの感想

room8(60代、女性)

主人公が、自分は在日韓国人だと知った時の複雑な思いが伝わってきました。
日本に住んでいて日本人と同じような顔つきで、日本語を自分の言葉としてして使っているとしたら、自分が在日韓国人だとは考えたこともなかったと思います。

この事実を知ってから、自分は何者なのだろうかと悩みながら生きてきたのだと思います。
そのようなことから、精神科医になることを決めたのだと思いました。

自分自身についてもっと考えたい、自分以外の心に悩みを持った人の悩みを軽くしたり取り除いてあげたいと思ったのではないでしょうか。

患者さんに対する診察の様子から、患者さんに寄り添いたいという思いが伝わってくるような気がしました。
もし、自分が主人公の立場ならばどのように生きるだろうかと強く考えさせられました。

dandan(30代、男性)

“若くして亡くなられた安克昌さんの存在はおぼろげながら知っていたので、実話ベースにNHKがストーリーを丁寧に作りなおした放送は骨太で素晴らしかった。

安克昌さんが韓国人であることは初めて知りましたが、生い立ちやアイデンティティで悩みながらも、医師と言う目標や矜持を持って前向きに生きるバイタリティは称賛に値する。

国籍や身分は関係なく、相手にどれだけ思いやりを持って寄り添うかが重要なのは、先日中東で亡くなった中村哲さんと重なるものがあった。

阪神淡路大震災は悲しい惨事でしたが、安克昌さんのような献身的な人物がその裏で人々のケアや緩和に奔走していたという事実には素直に心が温かくなりました。

mihi(60代、男性)

自分が在日韓国人だという運命を背負いながら自分が何者かを問い生きた主人公の人生に感動させられます。
そして同じ在日韓国人の女性と知り合うという運命の出会いにも感動させられます。


そして、精神科医としての道を主人公は歩むことになるのですが、親からは全然評価されずに悩む姿に感銘をうけました。

そして、先輩医師にその考えを問いますがその時の先輩医師から自分の想い通りに生きていきなさいという助言にも感銘を受けました。


そして、精神科医の道を主人公はすすむのですが、そんなときに阪神淡路大震災に見舞われるわけですが、そんな時に精神科医に何が出来るのかという心の葛藤に見舞われることにも感銘をうけました。
その後震災に見舞われた人達の心を支えていく姿に感動しました。

おしまいに

個人的には昭和の景色が残る印象的な神戸の街並みやバスの中で奥さんの尾野真知子さんと出会い、仲睦ましくなっていくシーンが好きでした。

 

 

第2話

第2話あらすじ

大地震が起きてすぐ、安和隆(柄本佑)は勤務先の病院に向かう。
そこで目にしたのは野戦病院さながらの光景だった。
自分の無力さを痛感した和隆は、避難所を回りながら、精神科医として自分にできることは何かを模索し続ける。

そんな中、旧知の新聞記者から「震災を内側から書いて欲しい」とコラムの連載の依頼を受け……。

心の傷に苦しむ被災者に寄り添う日々が続く一方、和隆の実家では父・哲圭(石橋凌)の事業が傾き始める。

公式サイト https://https://www.nhk.or.jp/drama/dodra/kokoro/  より

注目ポイント

USA(20代、女性)

大地震が起きてすぐに安和は勤務先の病院に向かいますが、あれはてた病院をみて言葉をなくし、医師としての自信をなくしてしまいます。

そんな中でも、避難所をめぐりながら精神科医として自分に何ができるのか見つけていこうとする前向きな安和。

そんな時、昔の知り合いに震災についての記事を書いてもらいたいと声をかけてもらいますが‥。

そして、父親の事業が傾き始めたりと、色々なところで事が動き始めます。
安和は医師としてどのように患者と向き合っていくのでしょうか。

kuma(30代、男性)

震災被害に遭った人たちの心のケアを行っている安和の前に現れた片岡という女性は、なんと二重人格の側面を有していたのです。

ちょっと特殊な精神疾患を抱えている人で、この片岡に対しても安和は心の傷を癒そうと尽力をしていきますが、心の中に複数の人格がいることで、その対処はやや困難なものとなります。

震災後に抱える心の傷というのは人によって異なり、中にはこういったレアケースが存在しますが、そういったときに精神科医はどのように対処していくのか?が見どころです。

GA(30代、男性)

「逃げる途中で助けてくれや、助けてくれやあ、言うことが聞こえたんやけど、ワイは聞かんふりして逃げてきたんや。やけど毎晩毎晩その声が聞こえてきてなあ」

「旦那にその話をすると怒るねん、ワイもそれ聞こえているんやでえって」 そんな感じのエピソードが沢山出てくる、そんな感じのドラマです。
舞台となっているのは25年前の阪神淡路大震災、風化しつつあるこの震災の中で起きた話について、静かなトーンで語っていきます。

IK(40代、男性)

少年を怒った住民が子供たちのために遊ぶスペースを作り、キックベースにしたことであちこちで歓声が上がって避難所が笑顔でいっぱいになることが見どころです。

柄本佑さんが主人公を演じて阪神大震災で被災した人を勇気づけ、先生として心を大切にしていることを伺わせてくれます。

このため、厳しい状況の中でも人の心を癒やして生きる勇気を与えてくれていることを実感でき、尾野真千子さんが演じる悪女との好対照的な姿が注目です。

みなさんの感想

MEG(30代、女性)

主人公の安の葛藤や阪神淡路大震災の被災者の方々の苦しみから感銘を受けると共に心が大変痛みました。

避難所で声掛けをする中で、安は被災者の方々が想像を超える心的ショックを抱えていることを知りますが、その苦しみを取り払う術もなく葛藤しているように思えました。

ドラマ終盤にも台詞でありましたが、結局は心に傷を抱いた人を根本から救うのは無理難題であり、あくまで支えになるだけなのだと自身の立場を見定めているように感じました。

そして精神科というものに対しても、題名の通り心を癒すことは「その人を傍で支えること」なのだと伝えているように思いました。
被災者の子供達が地震ごっこをする場面では、確かに子供達の行為は不謹慎であることに間違いありません。

かと言ってこれを不謹慎と見なすのは正直「当事者以外の人間」だと思いました。
つまり一見すれば先日起きたばかりの地震を再現する遊びはPTSDを抱えた被災者の方々にとっては再び地震を経験するようなものであり苦痛でしかありません。

そのような事は容易に想像できることであり、更に言えば子供達も被災者なのです。

よって被災者の心に刻まれた大きな傷は想像を遥かに超えるものであり、一見すると不謹慎に思えるような行為でもしなければ平常心を保つ術が無い異常事態なのだと実感しました。

阪神淡路大震災の発生当時、私は未だ幼く地震そのものの記憶も当時のニュースも記憶にはありません。

ですから被災者の方々の体験談や当時のニュースを観ることでしか地震の恐怖や被災地の心の痛みを知る術がありませんでした。
しかしこのドラマで避難所の実状を垣間見ることが出来ましたし、子供達が抱えた心の傷も大変深いものであったのだと改めて痛感させられました。

ii(30代、男性)

「医者にできることは患者を治すことやない、治ろうとするする人に寄り添うだけや……」 というモノローグで終わった第二話。

精神科医の主人公、安和隆が駆けずり回りながら様々な震災で心が傷ついた人々と触れ合っていく、その様子はとても感動的で思わず涙が流れます。

全体的にBGMが流れず、静かな作風です。
「足を潰されて死んだら顔はまだピンク色やろう、心臓マッサージ10分くらいやってそれでもう駄目やと思うて離れようとしたら、遺族のみなさんが待ってくださいってしがみついてきてなあ」など悲惨でエピソードが沢山出てきました。

TEK(50代、女性)

1995年1月16日の夜、夫が出張先の兵庫県須磨から帰ってきました。
翌日の早朝、激しい揺れで目を覚ましテレビをつけたらそこには見たこともない光景が映し出されていました。
煙。
火事。
崩壊した家。
倒れた高速道路。
そしてずっとバックグラウンドで鳴り続ける取材ヘリコプターのエンジン音。
夫が前日まで宿泊していた須磨の宿がみごとにぺっしゃんこになっていたのを見た時にはゾッとしました。

阪神淡路大震災はひとごとではないのです。
叔母は神戸に住んでいましたが、多くを語りません。
一戸建てにいたのにマンションへ引っ越しました。
当時ピーク時で30万に及ぶ加入電話の障害が起きたそうですが終子へは電話がつながったんですね。

普及が始まったところだったインターネット通信と携帯電話の重要性がクローズアップされたと聞いています。
誰もがなにかしたいと思いながら、大半はどうしていいかわからないのが災害です。

とくに被災地に住んでいなければボランティアに行くと言ってもどうしていいかわかりません。

阪神淡路でも報道されなくなってもそういう方がいたでしょう。
このドラマの脚本を担当された桑原亮子さんもこの震災の被災者だそうですね。
安克昌さんの原作が十全に生かされているのもそのためでしょう。
次回に期待します。

EW(50代、男性)

第2話は震災当日からの物語となりました。
友人の医者が生きていた事を知り、出会った時に何も言えずに泣きだすシーン、行きつけのお店の扉を開いた時「ママが倒れてたらどうしようかと思った」と言いながら抱き合うシーン。

すべてが震災経験者にとっては「うん、うん」とうなずきながら、目をジワーッとさせながら見入ってしまう場面でした。

様々な被災者に会い、大切な人の死の話や、ずっと思い出し続けてしまう当日の悲惨な思い出の話を聞き、それに対して黙ってじっと何かを考えるような柄本さんの芝居がとっても素敵でした。

何かをしゃべるのではなく、セリフはほとんどないのに見ている者にうーんとたくさんの事を感じさせてしまう表じょえうや目がすごいと思いました。
本当にていねいに、じっくり作られたドラマだと思いました。
当日の被災者が集まった体育館やテントの並ぶ運動場を作り出したのもすごいと思いました。

おしまいに

真摯な気持ちで心を傾け、25年前の震災という風化しつつある事柄を忘れずしっかりと残していくということが大切だと思いました。

https://www.nhk.or.jp/drama/dodra/kokoro/  

第3話

第3話あらすじは?

“震災から2か月。
急速に街の再建設が進んでいく神戸。
その一方で、多くの被災者が復興から取り残されていた。
心の傷に苦しむ人々に寄り添い続ける安和隆(柄本佑)の前に、精神疾患を抱えた患者・片岡心愛(清水くるみ)が現れる。

診察の結果、片岡の中には複数の人格が同居していることがわかる。
治療に全力を尽くす和隆だったが、父・哲圭(石橋凌)の事業が破綻したことを知り…。

公式サイトより

みんなの注目する点は?

ssieee(40代、男性)

柄本佑さん演じる安和隆と濱田岳演じる湯浅浩二が建設予定の湯浅の病院で図面を見ながら話し、尾野真千子さん演じる安終子と娘の春子がいます。

阪神大震災から2ヶ月後のことで、紺野まひるさん演じる梓のイカナゴの差し入れが校長先生の命を救いました。

避難所生活や仮設住宅で暮らしのストレスなどが蓄積され、苦労しながら生きていく姿を感じます。

梓の差し入れは人は前を向くものだと思わせてくれ、どのような展開になるのか見どころです。

EBIEBI(40代、女性)

3話の見どころは、安先生にとって、おそらく一番難しい患者の治療をしなくてはならないということです。

心愛は、辛い記憶から逃れるために、多重人格という方法で自分を守ってきたのでしょう。
そして、安先生の言葉が優しく胸に響く回でもありました。
自分が弱いからだと責めている心愛に対して、安先生は違うと言ってくれました。

生きるための力が強いという言葉は、とても深いと思いました。
辛い現実を受け止めて、それでも立ち上がろうとする人々の逞しさが、とても印象的でした。

WIR(50代、男性)

震災が年月が経ち、「復興」「がんばろう」という威勢の良い雰囲気が収まってきた神戸。

心につらいものを持つ人たちは見えなくなりながらも苦しんでいました。
ずっと昔の恐怖を何度もフィードバックさせながら生きている人、寒い仮設住宅で一人「悲しみ」と「虚しさ」を抱えて生きる人・・・。

そんな人たちを救うのは医者の言葉だけではなく、すぐ近くの人の保篇の小さな優しさや関わり合いなのだという事を静かに教えてくれます。

ドラマの中の一つ一つのセリフは短いけれど、どれもが仁と心に来る優しいものに聞こえます。

また、セリフの間の静かな時間に映し出される「うなづく背中」や「ぐっと力いっぱいつぶった目」という動きが、セリフ以上に何かを語りかけてきます。
淡々とした中にもたくさんの「伝えたい事」のあるドラマです。

第3話みなさんの感想

kage7(30代、女性)

震災の傷は大きいと、このドラマを見るたびに思います。
現在はお米を食べられることが当たり前で、平気でお米を残してしまう人が少なくありません。

お米よりも小麦を好む人が多く、ご飯よりもパンを食べる機会が増えているほどです。
しかし、震災のときはお米も貴重です。
校長先生つらかったんだろうなと思います。

それでも、赤ちゃんの声を聞いて「また米を買おう」と思うようになり、生きていく意欲が生まれてきます。
こういったことが人の心を癒していくのだと思います。

riric(30代、男性)

神戸の街並みが復興に向かっていく様子は、2011年の東日本大震災と同様徐々にではあるが快方に向かっているように見えた。

人々が普段通りの生活に戻る中で、命や家屋の損傷という目に見える病状と違い、心に傷を負った人たちのケアは一筋縄ではいかない。

一度入った亀裂は根深くその人の心に入り込み、様々な心の病を引き起こす。
そんな中表れた片岡という若い女性は多重人格のような症状を持っていて、病院の玄関口で泣き崩れていたシーンには安先生も驚いていた。

日々の活動が成就して、執筆していた本が受賞することになった安先生。
親友や大学の先生にも激励されるが、実態が湧かないのは復興の傷や心の病に苦しむ人が後を絶たないからだろう。

精神科医としての仕事に終わりはないし、現状に満足しない安先生の献身性や生き様は本当に素晴らしい。

CZ(50代、男性)

震災から月日が経ち、様々な複雑な心の傷が出てきたなぁと実感しました。

普段は平穏でも何かのたびにふと恐怖が蘇ってくる人、頑張っていてもずっと心のどこかに虚無を抱えている人、そんな人たちを救うのが医者だけではなく、周りの人の暖かさ、ほんの少しの優しさなんだなぁとつくづくと思いました。

仮設住宅で一人になった時に襲ってくる悲しみや「何で自分だけ生きてるのか」という虚しさ。
それを助けるのがタッパーに入った「イカナゴのくぎ煮」だというシーン。

そしてそれを握り締めて「米、買ってこな・・・」と、明日への生きる気持ちを取り戻したシーンは、涙ボロボロでした。
もしかしたらこれって、「イカナゴのくぎ煮」が神戸の春を呼ぶ食べ物だと知っている神戸市民にしかわからない「あるある」なのかなと、ふッと笑ったりもしながら見てました。

少ないセリフの間、そこでの「うなづき」とか「悲しい目」というような演技がすごく印象的な「静かなお話」がすてきでした。

おしまいに

精神科の先生の心のケアも大切かもしれませんが、身近な人との心のつながりが人を癒すために大切なことなのでしょう。
毎回心にじーんと響いてきます。
自分の生き方を考えさせられます。

第4話

第4話あらすじは?

ジャズピアノと読書を愛する安和隆(柄本佑)は、幼い時に両親が韓国生まれと知って以来、自分が何者なのか模索していた。

やがて親友の湯浅(濱田岳)と同じ大学の医学部に進み青春をおう歌。
映画をきっかけに出会った終子(尾野真千子)と恋に落ちる。

大学では精神科医の永野教授(近藤正臣)の影響で精神科の道を志すものの、父・哲圭(石橋凌)からは猛反対を受け……。
そんな和隆が暮らす神戸の街を、1995年1月、大地震が襲う。

公式サイトより

みんなの注目する点は?

555hu(30代、女性)

心のケアというのは、ひとりぼっちにさせないことという答えにたどり着いた主人公の安さんでしたが、病魔に襲われてしまします。


いままで安さんが周りの人の死を見つめる話でしたが、最終回は安さんの死に対面した周りの人たちが、今後いかに生きていくかという話でした。

安さんに残された人たちが時間をかけて、死んだ人の不在を受け入れていくという先生の描写が印象的でした。
最後のルミナリエのシーンで、実際のお子さんの成長された写真が、タイトルの「残された光」につながっていて感動しました。

第4話みなさんの感想

2A2(60代、女性)

安先生は癌になり、亡くなりました。
癌とわかったあと、入院を続けることなく仕事を続けました。
決して明るいとは言えないドラマの内容なのに、なぜか心を捉えられてしまい毎週見ました。

安先生は患者さんや、妊娠中の奥さんの気持ちに寄り添いながら生きました。
「心の傷を癒すということ」というタイトルがずっしりと心にのしかかってきました。


心の傷を癒す方法は、大げさなことをして、心の傷を癒していることをアピールすることではありません。
ドラマの中の台詞にありましたが、「そばに寄り添って話を聞くこと」だということを重く受け止めました。

jyaga(40代、女性)

安先生の一言一言が優しくて、心あたたかくて、とても心に染みるドラマでした。

でも、今回は、安先生がガンになられて一般的な治療はせずに、家族や患者に寄り添いながら対処をとる方法を選び、自分の痛みに耐えながらも、優しい口調や佇まいに、とても切なくなりました。
彼の持っている人柄全てが現れていたのだと思いますが、安先生を支える周りの人達は辛かったのではないでしょうか。
39歳で亡くなられるとは、とても悔しかったはずだと思います。

奥さまや子供達、そしてお腹にいる赤ちゃんをおいて自分がこの世から居なくなるという無念があった事だと思いますが、最後まで、人に優しく、人に寄り添う精神科医でおられた彼に敬意を払いたいと思いました。
ドラマを通して、彼を知れた事を感謝したいと思います。

KER(50代、女性)

39歳の若さで、安先生は亡くなってしまいました。
現代の医学では、ガンも決して治らない病気ではなくなっています。

でもその時代なら、やはり「ガン」といえば「助からない」だったのかもしれません。

いくらそうでも、抗がん剤治療もせず、入院もせずに、亡くなる数日前まで自宅で暮らしていたのには、驚きました。
安先生が「やりたいことがある」と言ったのは、 今で言う「終活」ですね。

死を意識して「やりたいことリスト」を作る時って、どんな気持ちなのでしょうか。
ドラマの中で「今見えている星は、何百年も前に光ったものだ」というセリフがありました。

それを人間で言うなら、「安先生の本を読んで、精神科医になろうと思った少年がいた」ということにも、繋がっているような気がしました。

おしまいに

悲しいことや辛いことがあった時に救われるのは、そっとそばに寄り添って話を聞いてもらえることですね。
自分も人の心に寄り添える人間でありたいと思いました。